タイミングシステムの試作開発

核融合科学研究所 小嶋 護、秀熊 茂、居田克巳 核融合実験における計測においては個々の計測装置を他の加熱装置や本 体制御装置と同期をとって運転する必要がある。さらに各計測装置間でも タイミングの同期をとってデータを収集することが必要となる場合がある。 これらのさまざまなタイミングを正確に発生させるために、同期クロック 方式のパターン化同期トリガーによるタイミングシステムを開発した。 これはタイミング情報をパターン化して1本の光ファイバーケーブルで同 期クロックと共に伝送するもので、計算機により設定可能な変調機と復調 器から構成される。ここではタイミングシステムの考え方と、実際に開発 したタイミングシステムを CHS実験装置の分光計測に使用した結果を報告 する予定である。