RS−232Cインターフェースを使ったCAMAC制御系
大阪大学核物理研究センター
○永山、金城、野呂
概要
原子核研究の粒子検出器には、高圧電源が多数使用される。高圧電源に対応する制御系の検討を行い、RS−232Cインター
フェースを使った低速CAMAC機器制御系を開発した。仕様を以下のようにまとめ、製作したので報告する。
高圧電源制御系の仕様
(低速CAMAC機器制御系仕様)
1.標準的な、RS−232Cインターフェースを採用した
2.クレートコントローラー。
RS−232Cインターフェースを装備した、CAMACクレートコントローラーを製作した。
3.ネットワーク上から、CAMAC機器を制御する。
何処の端末からでも、リモートログインすることにより、ネットワークにアクセスでき、目的のCAMAC機器を制御できる。
4.ユーザーが、簡単にソフトウエアーを作れるようにした。
クレートコントローラーの制御コマンドに、フォートランの入出力文を使えるようにした。
5.ハードウエアの設置が簡単。
実験室の各所には、ネットワーク上のRS−232Cポートが用意されている。このポートに、クレートコントローラーを接
続する事により、実験に合わせたCAMAC機器の設置が簡単に出来る。