絶縁増幅器の試作
核融合科学研究所技術部 幅 驥一郎
温度計測やプロセス制御・計測制御などには、絶縁増幅器を多く使用する。絶縁増幅
器の使用目的は主に、以下の4点に集約される。
1異なる電位の信号処理
2グランドループの遮断
3感電の防止(安全性の確保)
4誤動作・事故の拡大防止
こうした使用目的にあわせて、集積回路(IC)化された絶縁増幅器もたくさんある
が、周波数特性がDC〜数10KHz程度で、概して高価である。
研究系から、簡単に絶縁ができて周波数特性が〜1MHz程度で、安価に製作できる絶縁
増幅器の製作注文があった。そこで絶縁増幅器はいろいろなところに使用できるので、
標準的な回路にできないか検討をしている。
現在試験的に製作をして、特性を調べている。