サーバー室の温度設定

最近、節電の話をよく聞きますが、一つ気になる点を見つけました。

それは、サーバー室の温度設定。

どうも世の中のサーバー室は、23~25度が標準らしいのですが、なぜそんな低めな温度なのか、と。

普通のパソコンなら、熱暴走するにはCPUが90度くらいないとならないし、グラフィックカードも負荷をかければ85度になったりします。
(なかなか、そんな高温が長時間(半日とか)続いたりはしないですけど。)

つまり、多少高温な室温(~40度)なら、普通に動くはずです。

なのに、サーバ室は20度前半。この差は何?

少し調べると、3点ほど思い当たる節がありました。
一つは、どうもUPSの寿命が、高温になるにつれて短くなるらしいです。
20度なら5年、30度なら2.5年?とか。

そうか、だったら、UPSだけ冷暗室(小型冷蔵庫)につっこんだらいいじゃん。
それに、UPSって、そんなによく(月1とか)使いますか?
たまにしか使わないものが、でかい顔するなよ、と。
(2.5年て、短いし。。温度にシビアすぎ;化学反応で動くものなんですかね)

また、Googleによると、HDDの寿命は温度と関係ないですし。

二つ番目は、確か、パソコンのパーツを作っている会社(アメリカ)の平均気温がそれぐらいだから、という話です。
日本ではもっと気温が高いところもあるんだし、マシンに耐熱性をつけろよ、と。

最後の1つは、そんな温度で実際に試したことが誰もいない、ということでしょうか。
30度でほんとに平気か、業務マシンで試してみよう、と言うわけには行かないでしょうし。

で、結局、なぜ20度前半なのか?
たぶん、「メーカがそう言っているから」で、それより高温を試す度胸がないから、ですね。

なので、メーカが、30度が推奨温度なマシンを作ればいいと思うのですが。
パソコンは、化学反応で動いているところはないんですし。

*温度が高いほど寿命が短いと言う、アレーニウス?の法則もありますが、あれは化学反応の場合であって、パソコンみたいな物理法則で動くものには通用できないだろうと。
もし適用できるなら、速度定数を教えてください。
最適な温度を計算するのに使えますから。